電気編


まずは省エネの殿堂、電気代の節約から。毎日使う、家庭用電気製品で節約!

No. アドバイス項目/節約効果(年)
1
オフシーズンのエアコン/300円

エアコンは使用していないときでも微量の電気を消費している。だから、使用しないときはプラグを抜いておく。年間365日の半分、183日をオフシーズンとすれば1年で約300円のおトク。(1日1円、月25円、年300円)

2
エアコンのフィルター/920円

エアコンはフィルターが汚れていると効率が落ちる。そこで2週間に1回ほど掃除すれば、1年間で約920円の電気代の節約になる。(1日5円、月153円、年6カ月で920円)

3
冷暖房設定温度/1,840円

冷暖房の設定温度を1度上げ下げするだけで約10%の省エネになる。電気代にすると年間1,840円もの節約に。(1日10円、月307 円、年6ヵ月で1,840円)

4
カーテン/—

エアコンを効率的に利用するためには、窓から出入りする熱を防ぐことが肝心。夏は太陽を遮り、冬は熱を逃がさないために、カーテンを床までいっぱい吊るすのが効率的。

5
電気こたつ/300円

電気こたつは掛け布団をするだけではなく敷き蒲団を併用すると6%の省エネになり、掛け布団の上に毛布などの上掛けをするとさらに9%、合計15%の省エネになる。年間の電気代にすれば、敷き蒲団併用が約120円、上掛けをプラスした場合が年間約300円の節約に。(1日3円、月100円、年3カ月で300円)

6
エアコンの買い換え/14,150円

エアコンは年々進化。省エネ効率は急速に高まっている。また商品によって熱効率には段違いの差がある。8〜12畳用で暖房時が約2.0倍、冷房時が約2.3倍の違いがある。最も熱効率のいいエアコンなら年間で約14,150円もトク。エアコン自体の値段は高くなるが、差額は数年で回収できる。(1日79円、月2,358円、年6カ月で14,150円)

7
冷蔵庫の適温設定/820円

冷蔵庫の「強」は「弱」に比べると約20%の電力消費量アップ。季節や食品の量に応じてこまめに適温を設定する。「強」を「中」にした場合、年間で約820円の電気代を節約できる。(1日2円、月68円、年820円)

8
熱い物は冷まして/1,880円

冷蔵庫に熱いままの食品を入れると冷蔵庫内の温度が高くなって電気代がかさむだけではなく、他の食品がいたみやすくなってしまう。そこで、熱いものは冷ましてから入れるようにする。50度のものをそのまま入れた場合に比べて、冷ましてから入れると年間約1,880円トクする。(1日5円、月157円、年1,880円)

9
冷蔵庫の開閉/1,880円

冷蔵庫のドアの開け閉めを頻繁に行なうと消費電力がその分多くなってしまう。ドアの開閉を少なくするだけで年間約1,880円も節約できる(1日5円、月157円、年1,880円)

10
冷蔵庫のドアパッキン/910円

冷蔵庫のドアのパッキンに名刺をはさんで落ちるようなら、パッキンの取り替えどき。扉に隙間があるとそれだけで消費電力が5%アップする。隙間があったときに早めに交換すれば、年間約910円の節約になる。(1日3円、月76円、年910円)

11
冷蔵庫の詰めすぎ/6,380円

冷蔵庫に食品をギューギュー詰めにすると庫内の空気の循環が悪くなり、電力消費量が増える。常に庫内の整理につとめてゆとりをもたせることで、年間約6,380円もの節約になる。(1日18円、月532円、年6,380円)

12
冷蔵庫は大きめ/2,880円

250リットルの冷蔵庫に食品をギューギュー詰めにした場合と、360リットル の冷蔵庫に余裕をもたせて入れた場合、大きいほうが1日約8円の電気代の節約になる。年間にすれば2,880円。(1日8円、月240円、年2,880円)

13
冷暖房の機種による差/5,600円

301リットルから350リットルの冷蔵庫でも、商品によって電力消費量には1.6 倍の差が出てくる。一番電力消費量の少ないタイプを選べば年間約5,600円もおトクになる。(1日16円、月467円、年5,600円)

14
日1時間の消灯/290円

蛍光灯はあまり頻繁につけたり消したりすると寿命が短くなるのが、最近は寿命の長いタイプも開発されている。そこで、誰もいないときにはこまめに消して、1日1時間消灯すれば、年間約290円の節約になる。(1日1円、月24円、年290円)

15
電球型蛍光灯に/1,910円

発熱電球を蛍光灯にすると同じ明るさで約75%の電力消費量ダウン。1日6時間点灯している白熱電球を電球型蛍光灯に取り替えると年間約1,910円の節約に。最近は白熱電球とほとんど変わらない暖かい色合いの電球型蛍光灯も出ているので安心。(1日5円、月159円、年1,910円)

16
電球のワット数/360円

照明器具は指定以下のワット数なら取り替えが可能。たとえば、お風呂場に100wの電球がついているのを、60wに取り替える。使用時間が1日1時間とすれば、月約30円、年間で約360円の節約になる。お風呂場なら、100wの煌々とした明かりより、むしろ60wぐらいの明かりのほうが落ちつくはず。(1日1円、月30円、年360円)

17
見てないテレビ/1,140円

テレビを時計代わりにつけっぱなしにしていると、たいへんなムダ。テレビをつけている時間を1日1時間少なくするだけで、電気代は年間1,140円節約できる。(1日3円、月95円、年1,140円)

18
テレビ画面の明度/1,210円

テレビの電力消費量は、明るい場面ほど多くなり、暗い場面では少なくなる。この画面の映像調整を行ない、必要以上に明るい画面にしないことが節約につながる。たとえば、映像調整を最大から標準にするだけで、年間約1,210円の節約に。(1日3円、月101円、年1,210円)

19
大きすぎるテレビ/1,210円

テレビは画面が大きくなるほど電力消費量が増える。25型は14型に比べると電力消費量は1.6 倍以上になる。25型を14型にすれば、年間約1,210円のおトク。(1日3円、月101円、年1,210円)

20
残り湯で洗濯/150円

洗濯は温水のほうが汚れ落ちがよく、洗濯時間も短くて済む。そこで、お風呂の残り湯が温かいうちに洗濯に利用すれば電気代を年間約150円節約できる。(1日1円、月13円、年150円)

21
適量の洗濯/170円

洗濯機は容量の約80%が最も効率的。半分の量で洗濯するのに比べると、洗濯もの1kg当たりの消費電力は約17%ダウン。年間にすると、約170円の節約になる。(1日1円、月14円、年170円)

22
軽い汚れの洗濯/550円

洗濯機には標準(40分)とスピードコース(20分)がある。軽い汚れなのに、標準コースを使うのはムダ。スピードコースにすれば、消費電力は約60%減らすことができる。年間で約550 円のおトク。(1日2円、月46円、年550円)

23
乾燥機も適量で/4,300円

乾燥機も洗濯機同様容量の80%が最も効率的。半分しか入れないときに比べて、80%入れたときの洗濯物1kg当たりの消費電力は約15%ダウン。適量に心掛ければ、年間で約4,300円もおトク。(1日12円、月358円、年4,300円)

24
乾燥の前には脱水/2,800円

十分脱水したものとそうでないものでは、乾燥に要する時間も電力消費量も大きく違ってくる。5分間脱水したものは、3分間の脱水に比べると電力消費量が約10%ダウンする。電気代にすると年間約2,800円の節約に。(1日8円、月233円、年2,800円)

25
乾燥機のフィルター/1,600円

乾燥機のフィルターを掃除しないで使い続けていると、3〜5回程度の使用で効率は5〜7%程度ダウンする。使用後に毎回こまめに掃除すれば、年間で約1,600円の電気代を節約できる。(1日4円、月133円、年1,600円)

26
電子ジャーの保温/2,870円

電子ジャー炊飯器で7時間以上保温すると、新たにご飯を炊くのと同じ電力消費量になる。7時間以上になる場合には、残ったご飯を保温しておくより、冷凍・冷蔵保存するほうが得策。1日1回3合のご飯を炊いて、1.5合を冷蔵庫で保存、電子レンジで温めなおすと、1.5合を12時間保温するのに比べると、1年間で約2,870円のおトク。(1日8円、月239円、年2,870円)

27
炊飯器の容量/300円

5合以下のご飯を炊くのなら、1.8リットル用より1.0リットル用のほうが電力消費量が少なくなる。1年間で約300円の節約に。(1日1円、月25円、年300円)

28
電子ポットは低温保温/260円

最近は保温の温度設定ができる電子ジャーポットが出ている。低温(60度〜85度)で保温し、必要に応じて再沸騰させるほうがトクすることも。たとえば、98度で4時間以上保温するより、低温で再沸騰させるほうが電力消費量は少なくて済む。1年間にすれば約260円のおトク。(1日1円、月22円、年260円)

29
長時間使用しないポット/560円

電気ジャーポットは7時間以上の保温で沸騰1回と同じ電力消費量になる。したがって、長時間お湯を使わないときにはプラグを抜いておき、必要に応じて再沸騰させるのがおトク。年間で約560円の節約になる。(1日2円、月47円、年560円)

30
電気ジャーポットの容量/4,030円

サイズが大きいほど電力消費量も多くなる。たとえば、容量3.6リットルと2.2リットルを比べると、2.2リットルのほうが年間の電気代は約4,030円安くなる。(1日11円、月336円、年4,030円)

31
電気掃除機のフィルター/400円

ホコリやゴミが集塵袋やフィルターについていると掃除機のモーターに負担がかかる。フィルターや集塵袋のホコリを落としてから掃除することに心掛ければ年間で約400円もおトク。(1日1円、月33円、年400円)

32
温水洗浄便座の蓋/340円

温水洗浄便座はふたを閉めておくと保温効果で便座の表面温度が下りにくく、いつも開けているのに比べて電力消費量を11%節約できる。年間にすれば電気代約340円の節約に。(1日1円、月28円、年340円)

33
温水洗浄便座の温度設定/5,600円
34
便座の保温スイッチ/1,750円

温水洗浄便座の電力消費量としては、便座保温が一番大きく、次いで温水加熱・保温、乾燥の順。この便座保温の時間をできるだけ短くするのが節約のポイント。そこで、外出時には便座保温をオフにすれば、年間に約1,750円の節約に。(1日5円、月146円、年1,750円)

35
ビデオの主電源/1,900円

ビデオデッキはリモコンで電源を切っても主電源が入っていると使用時の約70%の電気を消費している。日本人の1日のビデオ使用時間は平均1時間。残りの23時間は使っていないので、その時間の主電源をオフにすると1年間で約1,900円のトク。(1日5円、月158円、年1,900円)

36
おトクなナイト8&10/5,280円

夜間の電気使用量の割合を高くすると電気代が安くなる東京電力の「おトクなナイト8&10」。たとえば、「おトクなナイト10」は夜10時から朝8時までの10時間の電気使用量を多くすれば、電気代が下る仕組み。掃除や洗濯は朝8時までに済ませるなどの形にすれば、月10,080円の電気代が9,640円に、440円安くなる。年間にすれば5,280円の節約に。(1日15円、月440円、年5,280円)