ボーナスを確実に運用したい

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伊藤美和先生 プロフィール
貯蓄や投資を始めてしばらくすると、誰の頭にも思い浮かぶのが1000万円という夢の数字。「1000万円お金を貯める」ということはハードル走に似ています。100万円、300万円とハードルをクリアするごとに貯まるスピードはどんどん加速していきます。この「貯める・殖やす」のコーナーでは、皆さんがハードルを楽に越え、早くゴールにたどりつけるよう、お手伝いができればと思います。何でもお気軽にご相談ください。

川島 孝さん(仮名)のご相談

ようやく支給された夏のボーナスですが、普通預金に入れたままです。海外旅行(1年後・50万円)や車の買い替え(3年後・150万円)の費用にあてたいと思っていますが運用のアドバイスをお願いします。

川島 孝さん(仮名)のプロフィール

41歳 地方公務員。現在は持ち家(一戸建て)に母(66歳)、妻(39歳)、長女(13歳)、次女(8歳)の5人暮らし

・貯蓄状況

収入
普通預金 380,000 円
ボーナス(年間手取り) 1,700,000 円
貯蓄
普通預金 1,430,000 円
定期預金 3,800,000 円
ニュー定期 2,500,000 円
定額貯金 1.000,000 円
米ドルMMF 300,000 円
ミニ株 (時価)1.450,000 円
学資保険 長女200万円(満期時)
次女200万円(満期時)

使い道の決まっている資金は、安全性の高い商品で運用するのが原則です。

使い道の決まっているお金は収益を望むより、元本・利息が保証されるマネー商品を利用するのが原則。とはいえ使うまでにできるだけ増やしたいもの。銀行によっては、通常の10倍以上の金利がつく預金がありますし、プラスαの特典がつく商品もあるので、見逃す手はありません。

川島さんの場合、海外旅行用の50万円は、旅行券積立を利用できれば1年で7000~8000円(年利で約2%)ほど増やすことができるはず(会社ごとに金利は異なります)。利用する旅行会社で旅行券積立を取り扱っているかどうかを問い合わせてみてはいかがでしょうか。
旅行会社が決まっていないなら、ネット専用銀行預金かテレフォンバンキング預金の1年ものが有利です。

3年後の車の買い替え資金には、上記の預金または社債を利用してみてはいかがでしょうか。複数の証券会社に「3年以内の満期で、格付けがA以上の社債はあるか」問い合わせてみて、もし川島さんにとって安心できる会社の社債があれば、トライしてみるのも一つの方法。銘柄選びに自信がなければ、ネット専用銀行預金等の3年もので運用すれば、安全&有利にお金を増やせます。

ネット専用銀行預金・テレフォンバンキング預金

ネット専用銀行や、テレフォンバンキング専用の預金なら、都市銀行の普通預金の10~500倍もの金利がつく商品があります。ただしこうした銀行は近所に支店がない場合がほとんど。入出金の手数料で元本割れをおこさないよう、事前に使い勝手をしっかりチェックすることが大切。また利用する前に、銀行の格付けも確認することをおすすめします。

普通預金 1年定期 3年定期 備考
A都市銀行 0.001 % 0.03% 0.07 %
オリックス信託銀行 0.05 % 0.35% 0.50 % eダイレクト預金
イーバンク銀行 0.2 % 定期預金はなし
ソニー銀行 0.05 % 0.27% 0.39 %
あおぞら銀行 0.3 % 0.655% あおぞらダイレクト定期

商品解説

旅行券積立(一時払い)

旅行資金を有利に運用したいなら、旅行会社が扱っている「旅行券積立」を利用すれば有利にお金を増やせます。旅行資金を預け入れすると、満期には旅行会社の旅行券で受け取ることになります。預け入れには「積み立て」「一時払い」などの方法があります。預け入れ期間は6カ月~5年で、金利は1~3%程度(預け入れ金額と期間による)です。ただし利用する旅行会社を変更することができない点が不便。また旅行会社が万が一破綻すると元本が全額戻らない可能性もあるので、会社選びは慎重に。

社債

社債は企業が発行する「お金の借用証書」ともいえる債券。定期的(半年ごとが多い)に利息がもらえ、満期(償還時)には、発行会社が元本(額面金額)を払い戻してくれる商品です。預け入れは10~100万円単位で、金利は0.2~2%程度。発行会社が安全だと判断できるなら利用してみたい商品ですが、万が一発行会社が倒産すると大幅に元本割れする商品だという点には注意が必要です。