シングルで母と2人暮らし、保障はどのくらい準備すればいい?


上野 やすみ先生 プロフィール
いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。

本間 綾子さん(仮名)のご相談

28歳でマンション購入し、5年後に売却、一戸建を購入しましたが、その直後、会社の都合で転職することになりました。転職後は、収入も2割程ダウンしましたが、元々住宅預金に励んでいたので、あまり生活に苦はありません。彼はいますが、結婚は未定。母と2人暮しの為、もしもの場合がとても不安で、保険の見直しをしたいと思っています。
若い頃に入った保険は、貯蓄性の高いものが多く、解約はあまり考えていません。団信に加入しているので、死亡保障はもう必要ないかと思いますが、医療保障はどれ位あればいいのでしょうか?母は、今年61歳で年金受給者ですが、年の半分はバイトしています。

本間 綾子さん(仮名)のプロフィール

36歳、会社員。60歳になるお母様との2人暮らし。

・家計状況

1.月間収入(手取り) 276,000 円
 給与 160,000 円
 バイト 76,000 円
 母より 40,000 円
2.月間支出費用
 住居費 113,000 円
 車両関連費 12,000 円
 食費 15,000 円
 水道光熱費(新聞代込) 11,000 円
 交際費(予備) 5,000 円
 こづかい 10,000 円
 デバート積立 3,000 円
 固定資産税 11,000 円
(128,000 円/年)
3.保険料・貯蓄
 月保険料 0 円
 月貯蓄・投資額 50,000~100,000 円
(定額預金へ)
4.ボーナス
 手取り 300,000 円
 ローン返済費 0 円
 その他支出費用
(保険、自動車保険など)
309,000 円
 貯蓄額 0 円
5.資産・負債の状況
 現在の貯蓄残高 4,580,000 円
 現在の住宅ローンの残高 27,550,000 円
公庫+財形・元金均等
30年・1.43%
 住宅ローン完済時期 平成44年12月

・保険の加入状況

A共済
種類  終身保険 被保険者の名義  本人
加入時期  平成7年頃 期間  終身
保険金額  300万円死亡保障のみ 月額保険料  一時払い 300,000円
(払込済)
B共済
種類  養老保険 被保険者の名義  本人
加入時期  1984年8月 期間  46歳まで
保険金額  30万円 月額保険料  年払い)30,000円位
(割戻金により毎年異なる)
医療保障、入院給付金の一日の額  5,000円
C保険
種類  養老保険 被保険者の名義  本人
加入時期  平成7年3月 期間  42歳まで
保険金額  100万円 月額保険料  6,600円 (全期間払込済)
D生命
種類  がん保険 被保険者の名義  本人
加入時期  1990年2月 期間  終身
月額保険料  (年払い)12,400円 医療保障、入院給付金の一日の額  15,000円 (ガンの場合のみ)
D生命
種類  介護保険 被保険者の名義  本人
加入時期  1990年3月 期間  終身
月額保険料  (年払い)33,440円

シングルの人は死亡保障よりも医療保障を重視、病気や減収、老後などに備えて貯蓄も増やしていきましょう

団信やお母様自身の年金収入があるので、死亡保障は最小限に

お母様と2人暮らしということで、本間さんに万一のことがあった場合の備えが心配ですね。しかし、団体信用生命保険に加入されているので、万一の時にも住宅ローンは残らないですし、お母様自身の年金収入があります。また、お母様自身の老齢厚生年金と調整されますが、本間さんの遺族厚生年金も支給されるので、万一のときにもお母様の収入はある程度確保できると思われます。
現在ご加入中の終身保険、養老保険をそのまま継続されるといいでしょう。

医療保障を重視。長生きに備えて終身タイプで準備を

住宅ローン返済中は、病気やケガなどで働けなくなった場合の備えを重視しましょう。
現在、本間さんが加入している医療保障は、養老保険の入院特約のみで46歳で保障が終わってしまいます。また、高齢になるほど病気になる確率も高くなるので、早めに終身タイプの医療保障に加入しておくのも1つの方法です。
入院日額5000円の終身医療保険に加入すると、46歳まで養老保険の入院特約が日額5000円上乗せされるので、厚めの保障が準備できます。

例えば、36歳女性、会社員で終身医療保険の希望条件を入力してみます。

<入力した希望条件>

  • 保険料の払込期間・・・終身払いと短期払いの両方を比較
  • 1泊2日の短期入院保障・・・いる
  • 3大成人病保障・・・不要
  • 死亡保障・・・不要
  • 1入院の最大保障日数・・・730日と120日の両方を比較
  • 退院時の保障・・・不要
  • 入院保障日額・・・5000円

<結果>






1







1



















保障の内容 (○:あり -:なし)






















1

2








退


















6,912円 730日 584万 終身 終身 本人 8,000円
3,100円 120日 60万 終身 終身 本人 5,000円
5,000円 120日 60万 終身 60歳 本人 5,000円
4,455円 120日 60万 終身 65歳 本人 5,000円
4,095円 120日 60万 終身 70歳 本人 5,000円

このように、入院1日5000円の終身医療保険に月々3100円~5000円の保険料で加入できることがわかります。60歳までに保険料を払い終えたいなら月々5000円、終身で払い続けるなら3,100円というようになります。希望の保険料を指定したり、保険期間など再度条件を変更して検索することができます。
希望のプランの「資料請求」をクリックして住所等を入力すると、資料が郵送されてきます。

そのほか、損保ジャパンひまわり生命の終身医療保険「ワハハ21」は、通算5日以上の入院がなければ、5年ごとに10%ずつ、最大50%まで割引になる「無事で何より割引」があります。入院日額5000円で保険料を終身払いにした場合、毎月の保険料は4325円(36歳女性)です。最大割引が適用されれば2162円ですので、高齢になってからの支払いもそれほど大きな負担にならずにすみます。入院した場合は、次の5年間保険料が据置きになりますが、高くなることもありません。

突然の減収・失業などに備えて、貯蓄は十分確保しておきましょう

本間さんは最近年収が2割減少したとのことですね。会社員といえども来年の年収がいくらになるかわからない時代になりました。突然の減収や失業に備えるには貯蓄が一番です。繰上げ返済もしたいところですが、年収400万円と同じくらいは手元に残しておいた方が安心かと思います。今後のライフイベントや、老後資金計画などを考慮してこれから増やす貯蓄で一部繰上げ返済などもしていかれるといいでしょう。

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