将来に備えて、終身保険に加入したい


上野 やすみ先生 プロフィール
いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。

佐藤 健二さん(仮名)のご相談

現在は独身で、スポーツが趣味のため傷害保険に加入しています。年齢が若い方が保険料も安いので、今のうちに終身保険に加入しておこうかと考えています。当面結婚の予定はありませんが、終身保険なら結婚したときにも役立つと思うので。いくつか商品を調べてみたら変額終身保険の保険料が一番安かったのですが、これは普通の終身保険とどう違うのでしょうか?

佐藤 健二さん(仮名)のプロフィール

27歳 会社員。父(57歳・会社員)と母(55歳・主婦)、の3人家族。現在は賃貸アパート暮らし。

・家計状況

1.月間収入 3.保険料・貯蓄
手取り収入(A) 230,000 円 月間保険料 4,000 円
2.月間支出 月貯蓄・投資額 40,000 円
住居費 75,000 円 保険料・貯蓄合計(C) 44,000 円
車両費 0 円 4.毎月の収支
食費 50,000 円 (A)-((B)+(C)) 0 円
水道光熱費 11,000 円 5.ボーナス
通信費 10,000 円 手取り 1,100,000 円
教育費 0 円 ローン返済 0 円
その他ローン返済 0 円 その他支出 700,000 円
交際費・こづかい 30,000 円 貯蓄 400,000 円
教育・娯楽費 10,000 円 6.基本チェック
その他 0 円 年収 3,860,000 円
年間貯蓄 880,000 円
月間支出合計(B) 186,000 円 年間ローン返済 0 円

・資産・負債

現在の貯蓄残高 400 万円 現在の住宅ローンの残高・完済時期 0 万円

・保険の加入状況

保険1
保険会社・商品名 A損害保険 被保険者の名義 本人
種類 傷害保険 加入時期 平成 7年
期間 30歳まで 保険金額 200万円
月額保険料 4,000円 医療保障、入院給付金の
一日の額
5,000円

これから加入するなら変額終身保険も有力候補です

独身の方の場合、死亡保障500万円、入院1日5000円程度を目安に保険を準備するといいですね。 生命保険は年齢が若い方が保険料が安いので、佐藤さんのように早めに一生涯の保障を準備しておくのもかしこい方法です。死亡保障500万円を終身保険で準備して、結婚されたときには一定期間だけ死亡保障を得られる、保険料掛け捨ての定期保険で保障を上乗せするといいでしょう。

変額終身保険は運用状況が悪くても死亡保険金に最低保障があります

変額終身保険は支払った保険料を株式や債券を組み込んだファンドで運用していくため、運用の良し悪しによって保険金額が変わっていく保険です。例えば死亡保障500万円(基本保険金額)の変額終身保険に加入した場合、運用がうまくいけば500万円よりも多くの保険金が受け取れる可能性があります。でも運用状況が悪かった場合でも、死亡や高度障害に限っては基本保険金額が最低保証されていますので、500万円を下回ることはありません。株や投資信託を買った場合だと、運用状況が悪ければ投資した金額が減ってしまうというリスクがありますが、変額終身保険にはそのような心配はないというわけです。ただし、途中解約する場合には最低保証はありませんので、解約返戻金が少なくなる可能性があります。

変額終身保険は定額の保険より保険料が安くなっています

保険料は、これから運用して得られる利息をあらかじめ割り引いて計算してあります。そのため現在のような低金利のときには利息があまり期待できないので保険料は割高になっています。一方、変額タイプの保険は、株式や投信などで運用していくため大きく増える可能性があります。保険料も定額の終身保険より安く設定されているというわけです。

保険料が安い、将来のインフレにも対応できる、運用状況が悪くても基本保険金額は最低保証されている、というメリットがありますので、最近は変額終身保険が注目され始めています。

■変額終身保険のイメージ

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