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家計簿は、5年10年あるいはそれ以上先にある目的を達成するために有効なツールです。 ゴールを確認したらまず資金計画。今の貯蓄ペースで実現できるか、難しければやりくりできるかをチェックします。ゴールは一つとは限りません。今しなければならないことや、先のことでも大事なことなど、優先順位を考えながらアドバイスさせていただきます。 |
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| ■ご相談者 |
・家計状況
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| ■アドバイス |
![]() 共働き、親と同居、とお金の貯められる好条件は揃っています。将来の必要資金の見通しを立て、金額目標だけでなく目的を明確にし、貯蓄計画を立ててみましょう。また家計管理が苦手な方は、週単位の管理を試してみては? 将来2人目のお子さんも望んでいらっしゃいます。大学進学も考慮されていらっしゃるなら、高校卒業時までにそれぞれ400〜500万円程度貯められると、慌てずにすむでしょう。逆算すると、1人につき毎月2万円の積立額になります。また、現在は直接の住居費はかかっていらっしゃいませんが、先々リフォームや建替える際に、費用を負担する可能性はいかがでしょうか。また、この預金金利がゼロに近い今日、自動車ローンの金利を払うより、貯めて買う、というのも節約の一手。さらに、まだ20歳代のご夫婦ですから、それぞれ自己投資をされることも有意義です。 仮に目的ごとに目標を立て、毎月の積立額を計算すると、次のようになります。
現在の積立額が7万円。半年後に終わるローンの1万7000円も貯蓄に回せるでしょう。そうすると、12万1500円−8万7000円=3万4500円をやりくりできるかどうか、ということになりますね。 これが支出面から無理なら、住宅資金計画を見直す、といった方法で、修正していきます。 あればあるだけ使ってしまったり、細かい項目管理は続かない、という人は、やりくりの期間と、やりくりしなければならない範囲を狭くしてみましょう。 つまり、できるだけ口座引き落としを使い、貯蓄も財形や自動的に口座から積み立てられる定期を利用します。そうすると現金でやりくりするのは、食費等の日常の生活費に限られてきます。それを1か月ではなく、1週間分の予算だけお財布に入れておけば、使い過ぎは防げるというしくみです。 たとえば上記のように、あと3万4500円貯蓄額を増やしたい場合、現在1か月にかかっている食費等12万円から差し引いて4で割れば約2万1000円。とりあえず、毎週これだけをお財布に入れて、1か月過ごしてみましょう。1週間であれば、使いみちも把握しやすくなりますね。あまりに無理であれば、少し毎週の予算を調整します。 この方法で、使う前に考えるようになった、という方もおられます。どうぞ試してみてください。 |
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