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■アドバイス

学資保険も保障の1つ 年齢の高いご主人には死亡保障の上乗せより有利です

学資保険もご主人の死亡保障の一部です

年齢とともに高くなる保険料は、お子様がいらっしゃるご家庭にとって、家計の負担を重くする一因でもあり、悩ましいところです。できるだけ効率よく保障を確保する方法を考えて見ましょう。
山上さんのご家庭の場合、ご主人に万一のことがあった場合には、遺族厚生年金と遺族基礎年金(末子が高校を卒業するまで)が支払われます。このうち、遺族厚生年金は社会保険の加入額によって増減します。例えば、平均月収(年収を12で割った額)が20万円の場合、遺族厚生年金は約30万円、平均月収30万円なら約48万円です。



このように、子育て期間中は年間150万〜180万円の遺族年金が受け取れます。山上さんの場合、家計を上手にやりくりされていますので、日常生活費は遺族年金と現在加入中の保険でまかなえそうです。死亡保障1500万円を20年間で取り崩していくと、毎年75万円、15年だと毎年100万円ずつ使えます。お子様が小学生以上になれば、康代さんも働いて収入を得ることもできるので、それも視野にいれておくといいでしょう。

また、学資保険300万円に2件加入されていますので、万一のときにも大学入学時の費用はあります。学資保険はご主人の死亡保障の役割もありますので、これから新たに保障を上乗せするよりも、貯蓄を増やしておいたほうが長生きしたときも安心です。
現在の保険なら医療特約も69歳までついていますので、このまま継続してください。

万一の保障も考えたいなら、第3子の教育費準備は学資保険で

予定利率の低い現在は、払った保険料総額より受け取る満期金が少ない「元本割れ」の学資保険もあります。今後、金利が上がったときのことを考えると預貯金で準備していくほうが有利になる可能性があるといえるでしょう。

しかし、学資保険にはご主人の万一の保障も含まれています。ご主人の生命保険でカバーできればいいですが、現状ではぎりぎりの状態です。これから新たにご主人が死亡保障を上乗せすると、末子が成人するまでの20年間、定期保険1000万円の保障で毎月の保険料は約9000円(49歳男性)。定期保険500万円でも4500円かかります。
それならば、できるだけ利回りのいい学資保険で積み立ててしまったほうが効率的といえるでしょう。

入院保障は5,000円を目安に

入院した場合には、健康保険である程度カバーできますが、健康保険のきかない差額ベッド代や入院時の食事代、高度先進医療費などがかかります。また、主婦が入院すると、家族の外食が増えたり、保育費やクリーニング代など元気なときにはかからない費用なども増加します
そのため入院保障は5000円程度を目安に加入されることをおすすめします。終身の保障なので、今後医療費や物価が上がったときにも当面は対応できるでしょう。



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