保険診断Q&A

節約・ライフプラン

保険の見直し
上野さん顔写真 FP:上野やすみ

いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。
■ご相談内容
相談者(仮名)
堀川 恵美子さん

42歳、会社員。36歳のご主人(会社員)と19歳(学生)のお子様との3人家族
19歳の子どもに定期付終身保険。掛けすぎでしょうか?
現在19歳の息子に、5年ごと利差配当付・定期保険特約付普通終身保険(40年払い込み)を15歳の時からかけていまして、毎月\10.707円の保険料を支払っております。3年ごとに,10万の生存給付金が支払われます。

夫が不景気のあおりを受け自宅待機となり、給料も12〜14万程度です。
幸い私が勤めに出ているため、何とか保険料を支払えるのですが,19歳にして掛け金が多いでしょうか。


■アドバイス

学生のお子様には、病気やケガに備えた保険を

定期付終身保険は子育て世帯向けの保険です。

定期付終身保険は一生涯保障が得られる終身保険と、一定期間だけ保障を上乗せする掛け捨ての定期保険が1つになった保険です。この保険は、遺族の保障がメインになっているため、大きな死亡保障を必要としている子育て期間中の世帯主に向いています。

<定期付き終身保険>

堀川さんのお子様は19歳の学生なので、現時点では死亡保障は必要ありません。3年ごとに給付金が受け取れるとはいえ、収入が少ない中であえてこの保険に加入する意味はないといえるでしょう。早めに解約されることをおすすめします。

病気やケガに備えて医療保障の準備を

家計の負担が少ない方法は、親の保険に家族特約をつけること。満22歳までは子どもとして扱われます。特約の場合、5日以上の入院で5日目から給付金が受け取れるタイプが一般的で、入院日額は被保険者の6割の保障になります。

単独の医療保険では、三井住友海上きらめき生命の医療保険の場合、1泊2日の入院から保障です。保障期間は10年でその後も更新していくことができます。毎月の保険料は2000〜3000円前後です。

アメリカンファミリーのエバーは、終身の医療保険です。日帰り入院から保障され、入院日額5000円の場合、毎月の保険料は約1500円です。

スポーツをしていてケガをする可能性がある場合には、ケガの通院も保障される共済で備える方法もあります。

<共済の例>
 入院共済金(1日) 6,000 円
 入院見舞共済金 24,000 円
 通院共済金(1日)
 (交通事故・不慮の事故の場合)
2,000 円
 掛金(年齢性別にかかわりなく) 1,600 円

現在の保険料10,707円と比較して、15%程度の保険料で必要な保障が確保できます。この機会にご家族全員の保険の見直して、収入減を乗り切りましょう。



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