|
|||
|
いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。 |
■ご相談内容 |
・家計状況
・保険の加入状況
|
■アドバイス |
塩田さんがお考えの通り、シングル女性にとって、病気やケガなどで働けなくなった場合のことが最も心配されるところです。そのような場合に備えて医療保険にはぜひとも加入しておきましょう。 現在ご加入中のA社の終身医療保険は、病気入院8日以上でないと給付金がもらえないタイプということが、見直しのきっかけになったようです。最長何日までの入院が保障されるか、保険料の支払いはいつまでか、なども含めて他の医療保険と比較してみてください。 現在ご加入中のB社のがん保険に医療特約を付ける場合、日帰り入院から保障されますが、1回の入院で60日まで、通算1000日までの保障となります。特約保険料は44歳女性の場合2,585円ですが、塩田さんは会社の団体扱いのため多少保険料は安くなると思います。特約をプラスしてもA社の終身医療保険より安いですが、B社の場合、保険料の払込期間は終身となります。 A社の終身医療保険は7日までの入院は保障されないものの、1回の入院で120日まで保障されます。また、保険料の払込は60歳までで満了となる点がB社生命の保険とは異なります。 最近は医療技術の発達で入院日数も短期化していますので、短期入院でも給付金が下りるタイプを選択するのも1つの方法です。 しかし、一方では短期入院なら貯蓄でもカバーできるので、保険は長期入院に備えておくという考え方もあります。 例えば、ソニー生命の医療保険は、1回の入院が60日・120日・300日・730日・1000日などのパターンが用意されており、契約時に選択することができます。 厚生労働省の患者調査によると、1週間以内の入院は全体の36.1%、平均在院日数は40.8日となっていますので、短期の保障でも大半の病気はカバーできると思われます。 長期の保障になればそれだけ保険料も高くなりますので、自分で一番不安な部分は何か(例えば、確率は低くても長期入院が不安…など)、貯蓄でどの程度準備できるか、などを考慮して保険を選択することが大切です。 <医療保険の選択ポイント>
塩田さんは最近入院されていますので、しばらくの間、新規で保険に加入することができない場合があります。当面は現在の保険を継続し、その間にじっくり検討してみてはいかがでしょうか。見直しをする場合は、まず、新しい保険に申し込みをして診査が通り、保障が開始されてから現在の保険を解約するようにしてください。 傷害保険はスポーツなどをする機会が少ないのであれば一旦解約し、ちょっとしたことで骨折などをしやすい高齢になってから加入を検討してもいいでしょう。傷害保険は年齢に関係なく保険料は一律です。 シングルの場合、高齢になって病気や介護状態になることも心配です。そのような場合に備えて余裕を持った貯蓄が必要ですので、早めに住宅ローンを返済し老後資金の準備を始めるようにしましょう。 |
|