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いま加入している保険で保障が足りているか、ムダな保障はないかを徹底チェック!必要保障額の目安や見直し方、保険料を安くおさえる方法など、ご家族の状況や家計全体のバランスを考えながら、1人1人に合った保険選びをお手伝いします。むずかしいと思われがちな保険の内容もわかりやすい言葉でアドバイスします。 |
■ご相談内容 |
・家計状況
・保険の加入状況
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■アドバイス |
住宅ローンを組んだときに加入する団体信用生命保険は、万一のことがあった場合に保険金でローンを返済することができる保険です。そのため遺族の方はローンの返済をする必要はありませんので、賃貸住まいのときよりも死亡保障を減額することを検討してみましょう。 まず、お父さんの保障ですが住宅ローン分は団体信用生命保険で保障を確保できること、そして秋本さんも働いて収入を得ていることから、あまり大きな死亡保障は必要ありません。現在ご加入中の養老保険(死亡保障500万円、入院1日5000円)は、ちょうどよい保障内容だと思います。掛け捨てタイプで保険料を安くすることも考えられますが、お父さんの年齢の場合、これから新たに加入するのは掛け捨てといってもかなり高い金額になります。また健康状態によっては加入できない場合もありますので、現在の保険を大事に続けていく方がいいでしょう。 秋本さん自身の保障を考えるに当たって、まず団体信用生命の保障内容をよく確認することが大切です。住宅金融公庫の団体信用生命保険の場合、主たる債務者であるお父さんには保障がありますが、秋本さんに万一のことがあった場合には、保障の対象となりません。この場合には、借入金の返済ができる分の死亡保障を生命保険で準備しておく必要があります。 一方、銀行などで借入する場合には、各金融機関が提携している保険会社の団体信用生命保険に加入しますので、保障内容が各社異なります。ローンを組んだひとりひとりが団体信用生命保険に加入するケースが多いですが、ご自身の契約を今一度確認してみてください。 シングル女性としては死亡保障500万円程度でも十分ですが、お父さんの生活費として少し残してあげたいということでしたらその分を上乗せして1000万円〜1500万円程度の死亡保障を確保し、それに団体信用生命保険でカバーできない住宅ローン分を加算してください。 現在、秋本さんは死亡保障2000万円の保険に加入していますので、お父さんの生活費としては十分ですが、住宅ローンが団体信用生命でカバーできない場合には、その分を上乗せするといいでしょう。 それから秋本さんの場合、心配されるのは病気などで働けなくなった場合のことです。団体信用生命保険は被保険者が亡くなった場合の保障なので、病気などで働けずに収入が減った場合には保障してくれません。とくに現在は貯蓄が少ないので収入減になったときに住宅ローンの返済が困難になる可能性があります。 そこで、貯蓄が増えるまでの当面の間は入院保障を7000円〜1万円程度に増やすことをおすすめします。 現在秋本さんがご加入の保険は、自分で必要な保障を自由に組み合わせて設計できるタイプです。今後、結婚や出産などでライフスタイルが変化したときにも、解約することなく保障を見直せるメリットがあります。しかし、加入して1年間は死亡保障の最低ラインが決められているなど、見直しに制約がある場合がありますので、保険会社に相談してみてください。 また、その見直しによって保険料が高くなるようでしたら、共済など月々2000円程度で加入できるものもありますので比較検討してみましょう。 |
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