節約・ライフプラン

節約・ライフプラン
■ 予算・ライフスタイルで選ぶクルマ塾

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●年間維持費が一番安いクルマ 2005.3

相談者
33歳・女性。
両親と同居中、独身
予算150万円

今、花屋で働いています。近い将来、独立して小さな花屋を開きたいと思って貯蓄中です。両親と同居して生活費も節約していますが、今使っているクルマがそろそろ限界で、買い換えなければならなくなりそうです。同居している間は両親も乗せるので、軽自動車だとちょっと厳しい感じです。両親もカンパしてくれると言う事なので、思い切って買い換えたいのですが、その後の維持費の方が気になります。普通自動車で年間維持費が安いクルマはどれが良いでしょう?


●維持費で選べば軽自動車、普通車のコストパフォーマンスならマツダ・デミオ

▼軽でもコンパクトカーを凌ぐ広さ

もし可能な限りクルマへの出費を抑えたいのなら、基本的に軽自動車をすすめたいと思います。今や軽自動車もドンドン室内空間が大きくなっており、ダイハツのタントなどは1300ccクラスの乗用車を凌ぐほど。軽自動車なら年間の自動車税も7200円。1000ccクラスの29500円より圧倒的にリーズナブルです。保険などを含めると、1年あたり5万円くらい安くつきます。といったことを考えると、軽自動車とあまり変わらない室内スペースや動力性能しか持っていない1000ccエンジン搭載の乗用車は意味がありません。せっかく白いナンバーの普通車を買うなら、軽自動車より二回りくらい大きなモデルを買うべき

▼広くてゆとりのある日産キューブ

例えば日産キューブなどいかがでしょう。大人でも楽に座れるリアシートを持っており、ご両親を乗せてのロングドライブも楽にできます。搭載されるエンジンは排気量に余裕ある1400cc。高速道路の巡航だって全く苦になりません。気になる価格ですが、ディーラーと交渉すれば150万円の予算内で買えると思います。また、中古車市場の人気も高いモデルなので、数年後にお花屋さんを開き、配達用のクルマに乗り換えるような時も高い査定値を付けてくれるでしょう。弱点は車高が1550cc以上あってタワーパーキングに入らない、ということ。逆に考えると、その点さえ問題ないなら、コストパフォーマンスの高い魅力的なモデルです。

▼クルマのバランスならホンダ・フィット

クルマとしてのバランスを重視するのであれば、ホンダ・フィットが優秀。全長と全幅に制限のある軽自動車規格で室内空間を確保しようとすると、車高を上げなくてはなりません。すると重心まで上がり、カーブを曲がるときの安定性に問題を抱えてしまいます。車高があると空気抵抗まで大きくなりますから、高速巡航性能も低いレベルでガマンする必要があります。フィットなら広い室内と安定したコーナリング性能、そして快適な高速巡航能力をキープしながら、このクラスで最も省燃費。予算も150万円あれば、カーナビまで付けられるハズ。このクラスのベストセラーカーになるだけの実力を持っていると思います。

▼コストパフォーマンスはマツダのデミオ

新しいモデルに興味があるのであれば、トヨタ・ヴィッツと日産ノートです。いずれも御予算150万円あれば買えるコンパクトカー。ヴィッツはフィットと同じバランス重視タイプのコンパクトカーで、少し室内スペースが狭い代わり実用燃費良好。ノートはフィットとキューブの中間くらいの存在となり、キューブより少しボディサイズが大きくなるものの、広くて乗り心地良くて性能も優れています。今や日産の人気ナンバー1です。もし御予算を絞りたいなら、日本車で最もコストパフォーマンスの高いマツダ・デミオなどいかがでしょう。衝突安全性に代表されるスペックは全く劣っていないのに、総予算120万円あればフル装備車が買えます。

ダイハツ タント http://www.daihatsu.co.jp/showroom/lineup/tanto/index.htm
ホンダ フィット http://www.honda.co.jp/auto-lineup/fit/
トヨタ ヴィッツ http://toyota.jp/
マツダ デミオ http://www.demio.mazda.co.jp/


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