節約・ライフプラン

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■ 予算・ライフスタイルで選ぶクルマ塾

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●ズバリ、速いスポーツカーに乗りたい!! 2005.1

相談者
36歳・男性。
独身を謳歌するやんちゃ者
予算500万円




30を過ぎても、まだまだ負けず嫌いのやんちゃ者を自負しています。独身をもう暫く謳歌したいし、クルマでも負けたくありません。ズバリ!街乗りや出足で速いクルマを教えてください。


●本格的スポーツカーは2車種、しかし実際に速いのは4ドアセダンに

▼スポーツカーを定義すると

スポーツカーと言えば、これまでは「低くて車幅の広い2人乗り」というイメージでした。確かにサーキットを速く走ろうとすれば、高速域で空気抵抗の少ない流線型のボディや、低い重心、ワイドなトレッド(右タイヤから左タイヤまでの幅)を必要とします。ちなみにスポーツカーとは「レーシングカーが終わった所から始まり、クーペの始まる所で終わる」と、昔からクルマ好きの間で言われてきました。輸入車だとフェラーリやポルシェ。日本車ならフェアレディZやS2000といったあたりでしょうか。その他、イギリスに始祖を持つ「ライトウエイトスポーツカー」と呼ばれるジャンルもあります(MGやロータスなど)。

▼国産のスポーツカーは現行では2車種に絞られる

といったオーソドックスな考え方をすると、今回の質問の答えは「フェアレディZS2000」になるでしょう。現在日本で販売されている本格的スポーツカーと言えば、この2車しかありません。2005年3月のジュネーヴショーで発表される新型マツダ・ロードスターもスポーツカーですが、前述の”ライトウエイトスポーツ”。絶対的な動力性能(つまり速さ)を追求したモデルではないので、今回の「速いスポーツカーに乗りたい」という希望に届かず。ではフェアレディZかS2000のどちらが速いかというと、やはり280馬力の3,5リッターエンジンを搭載するフェアレディZです。スポーツカーのステレオタイプを望むならピッタリ!

▼公道で実際一番速いクルマといえば話は別

しかし。現在日本で売られているクルマで最も速いスポーツカーはフェアレディZかというと、違います。今やワイド&ロースタイルのスポーツカーより速い4ドアセダンがあり、売れ行きでも勝っている状態。それは市販車をベースにするというレギュレーションによって行われているWRC(世界ラリー選手権)で使われている『スバル・インプレッサWRX STiバージョン』と『三菱ランサーエボリューション』です。両モデルに共通するのは、2リッターのターボエンジンを搭載する4WDであること。「一般道を使って行われる競技ならこういったクルマが最も速い」ワケです。200km/h以下の速度域であれば敵無し

▼特別限定仕様でも予算内に

嬉しいことに価格もリーズナブル。この2モデル、300万円前後で買えてしまいます(海外では驚くほど高い価格設定。ヨーロッパだと500万円以上)。500万円の予算を確保すると、不定期で作られる限定モデルにも手が届きます。例えば2004年12月から、555台の限定で販売された『インプレッサS203』という特別仕様車は、320馬力の専用エンジンや、入念に仕上げられた足回り、55万円で販売されているレカロ社製のカーボンシート(2脚付いてますから、それだけで110万円!)など標準装備して439万円(税抜き)。相当のテクニックが無いと怖くてアクセル全開に出来ないくらい気持ちよく走ってくれます。


ホンダ S2000 http://www.honda.co.jp/auto-lineup/s2000/
スバル インプレッサWRX STiバージョン
http://www.subaru-sti.co.jp/spec_c_RA/
スバル インプレッサ http://www.subaru-sti.co.jp/S203/


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