節約・ライフプラン

節約・ライフプラン
■ 予算・ライフスタイルで選ぶクルマ塾

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●狭い駐車場にも自分の財布にも優しい
 貧乏学生の自分には軽自動車が分相応
2003.10

相談者
19歳・男性。
大学1年生の免許取り立て
予算120万円

高校卒業前に免許を取って大学に入学ました。車が欲しいので、アルバイトに励み、やっと頭金程度は貯まりました。しかし、貧乏学生のアパート暮らし。駐車場も狭いうえ、ローンに維持費を考えると、最初は軽自動車が自分の身の丈に合っていると思います。
軽なら思い切り走り回っても、ガソリン代もそんなに気にならないでしょうし、車検や保険も自分のアルバイト代で何とかなる範囲ではないでしょうか。

とはいっても、何でも良い訳ではないですし、ある程度スピードが出るキビキビした走りも欲しい、スタイルもこだわりたいし。本当はダイハツのコペンが欲しいところですが、これは高くて手が出ません。どれが良いでしょう?


●安全性、運動性能も高いのに価格は安い
 ホンダ・ライフのターボがオススメ

▼安全性能も普通車並になった軽自動車

一昔前まで明らかに普通のクルマより衝突安全性が劣っていた軽自動車ですが(安全基準そのものからして緩かった)、98年から全く同じ基準になりました。2003年に入ると一段と技術は進歩。最新型の軽自動車であれば、安全性に対する心配など不要です。ちなみに新しいホンダ・ライフは、車体の前半分を64kmという速い速度で衝突させるオフセット試験に耐えるだけでなく、車重2トン近い大型乗用車との実車衝突試験まで行っているほど。しかも今や運転席と助手席のエアバッグが標準装備なのは当たり前。安全意識の強いメーカーの軽自動車を見ると、ABSまで全グレード標準装備になっています。もし安全性を重視するなら、そういったメーカーの軽自動車を選べばいいのではないでしょうか?

▼安さも軽自動車の価値だとすれば

また、価格も様々。2003年秋に発売されたホンダ・ライフの価格表を見ると、エアバッグ、ABS、パワーウィンドゥ、キーレスエントリー等が標準装備の4速AT車で95万円。わずかに遅れて発表されたスズキ・ワゴンRの同等装備車は98万円となります。

インテリアの質感や(ライフのインテリアはコンパクトカーのフィット以上に高いと評価されている)、衝突安全性などで勝る,の方がワゴンRより安くなってしまいました。ホンダによれば「低価格であることも軽自動車の大きなセールスポイントです」。確かに価格競争力が低い軽自動車は、最初からユーザーの気を引かない。今や安全で質感高く、それでいて安くないと軽自動車として生き残れないと思う。

▼東京モーターショーの車も注目

ということで質問の答えですが、現時点ではライフをすすめておきます。120万円の予算なら、普通の660ccよりパワーに余裕のあるターボ付き(106万5千円)も買えるでしょう。流れの速い国道や高速道路などを走る際、パワーに余裕あった方が安全。11万5千円高くても、手放すときに10万円近く高い下取り値が付くため実質的な金額差はさらに少なくなります。ライフ以外で、ということなら、東京モーターショーに出展されたダイハツの『タント』かスバル『R2』などいかがでしょうか? いずれも最新の衝突安全性を持ち、タントは広い室内スペースを。R2の場合、普通車と同じくらいの質感があると考えていいと思います。安全性と質感にこだわらないなら、ほぼ横一線。好みのスタイルの軽自動車を選んで下さい。

ホンダ ライフ http://www.honda.co.jp/LIFE/
スズキ ワゴンR http://www.suzuki.co.jp/dom4/lineup/wagonr/index.html


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