節約・ライフプラン

節約・ライフプラン
■ 予算・ライフスタイルで選ぶクルマ塾

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●大学の自動車部に入ったからには先輩や仲間に一目置かれる速い車を購入したい 2004.4

相談者
18歳・男性。
免許取り立て、
自動車部所属の大学生
予算180万円

大学に入学して、念願の自動車部に入部しました。部活動では競技用の車輌を使っていますが、プライベートでも速いクルマに乗っていないと、先輩や同僚にもバカにされそうです。本来は「ドライブテクニック」で車の性能をカバーするべきでしょうが、まだまだ免許も取り立てですし、先ずはカタログデータから入っていくのは仕方のないことだと自分に言い聞かせています。とは言っても、カタログデータだけでは本当に走れるクルマかはわからないものですよね。いかにも走りそうなクルマから、羊の皮を被ったオオカミまで様々有る中で、オススメの一台をお願いします。


●免許取り立てなら中古車からが無難
 新車ならマニュアル仕様のスパルタンモデルで

▼中古でも、傷だらけで乗るのは御法度

免許取り立ての若いドライバーなら基本的に中古車をすすめておきたい。ビギナーの頃はどうしてもつまらないミスをしがち。バックで縁石にぶつけたり、電信柱の補強用ワイヤーといった見えにくい障害物で車体をこすったりするもの。クルマの場合、塗装を必要とするダメージを負えば最低で3万円コース。時給千円のバイトなら30時間分が消えてしまう。かといって車両保険など入ろうものなら凄い金額になるし(対人と対物保険はしっかり入っておくべき)。多少の傷なら気にならない自転車やスクーターと違い、ベコベコのクルマに乗っていると社会的な信用を失う要因になるから注意。古さは許されても、傷だらけに対する世間の目は厳しいものです。

▼新車なら大事に乗ると言う人に

ただ「自分で買った新車なら大切に乗る」という意見もあります。これまた正論だと思う。そんな人のため、手頃な予算で買える楽しいクルマを考えてみたした。まず重要なのは「マニュアルミッションである」ということ。運転を楽しみたいなら、やはりATでなくマニュアルミッションでしょう。この条件を付けるだけで対象車種は急速に減ってしまう反面、残ったモデルを見るとなかなか魅力的。以下紹介してみよう。

筆頭候補は『スズキKeiスポーツR』。このクルマ、驚くほどスパルタン。モータースポーツにそのまま参加できるよう、最初からロールバー(転倒した時にドライバーを守るパイプ)を装備。バケットシート+4点式ベルトも付く。
車重は790kgと、普通の軽自動車より大人一人分くらい軽い。64馬力のターボエンジンを搭載するため、普通のクルマより元気良く走ってくれます。興味深いことにカタログを見ると「乗り心地や乗降性、静粛性など落ちるし保証は1年間しかできない」。徹底的にスパルタン。価格はエアコンを標準で装備して115万2900円。スポーツRほどでないけれど『スイフトスポーツ』も面白いと思う。WRC(世界ラリー選手権)のJWRCクラスに出ている車両をイメージしたもので、930kgのボディに1500ccエンジンを搭載。レカロとスズキが共同開発したシートなど装備して124万9500円とお手頃プライス。

もう少し普通のクルマがいい、と思うなら『マツダ・デミオ』(130万7250円)などいかだろう。1500ccクラスのコンパクトカーの中で、少数派のマニュアルアルミッション仕様をラインナップ。ヨーロッパ車と真正面から戦えるように設計されているため、ハンドリングも素晴らしい。その他『日産マーチ12R』(159万6千円)や『トヨタ・ヴィッツ1500RS』(137万3400円)もマニュアルミッション車のスポーティモデル。アウトドア派であれば世界トップクラスの悪路走破性を誇る『スズキ・ジムニー』(147万2100円)というチョイスもあります。探してみるとワクワクするクルマが揃いますね。

スズキ KeiスポーツR http://www.suzuki.co.jp/dom4/lineup/kei/index.html
スズキ スイフトスポーツ http://www.suzuki.co.jp/dom4/lineup/swift_sport/index.html
マツダ デミオ http://www.demio.mazda.co.jp/
トヨタ ヴィッツ1500RS http://www.toyota.jp/
スズキ ジムニー   http://www.suzuki.co.jp/dom4/lineup/jimny/index.html


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